いまだから真似したいスェーデンⅡ~少子化対策・子育て・生涯教育編~

スウェーデンから学びを得る会(著)
発売日:2023年6月22日
形 式:Kindle形式
頁 数:96ページ
価 格:490(税込み)

内容

「50年間~出生数が減っている」おかげで少子高齢化が止まらない。

「50年間〜エネルギーの輸入割合が80%を超えている」おかげで海外のエネルギー事情に振り回される。

こんな結果になるまで、政府は何もしていなかった訳ではない。対策を講じたが、上手く行かなかったのだ。

もはや政策に行き詰まり感を隠せない今だからこそ、他国を参考にしても良いのではないか。
そんな想いから企画された「スウェーデンから学びを得る会」が研究するテーマをまとめた1冊。

日本の政策を変えるヒントを見つけるために、世界の幸福度ランキング上位のスウェーデンの「良いところ」を取り上げて紹介する。

本書の目次

1.少子化対策は「分かりやすさ」を重視

50年間も出生数が減っている日本

少子化対策で2度成功したスウェーデン

ただの育児休業ではなく魅力のある制度が必要

そろそろ見直したい「未婚化と晩婚化を原因とする発想」

2.学校で「平等」を体感するために障害となるものを取り除く

経済格差を拡大させる日本の政策

平等を感じにくい日本の小学校

ランドセルという思い込みを止めよう

教科書・ノートそして筆記用具は学校で共有しよう

給食は無料にしよう

教育に必要な学習ツールに誰もが利用できることが大切

<コラム>なぜスウェーデンの子どもたちは〝偏見〟を持たないのか

3.小学校では必要最低限の勉強で良い成績評価も要らない

通信簿の無いスウェーデンの小学校

改めて問いたい「通信簿の意義」

15歳の学力が高いのに平均賃金が低い日本

小さい時から詰め込む勉強は役に立つのか

<コラム>世界でも平均賃金が低水準となった日本

4.子どもの可能性に蓋をしない

世界英語ランキング、スウェーデン8位、日本78位

スウェーデンの母国語は英語ではなくスウェーデン語

スウェーデン語と英語のスペルは似ているが、発音は違う

低学年は国語重視という幻想

親切心が子どもの能力に蓋をしてしまう

<コラム>言語習得の能力を十分に発揮するには

5.生涯教育という社会保障

国民の面倒を見るのは「社会」

人間は学びたい。だから生涯教育のシステムを作る

何歳からでも義務教育や高校課程の単位を取得できる

移民にも年齢に関係なく教育機会がある

小学校でも年齢は重視されていない

幅広い年齢層の大学生

6.やり直しができるシステム

やり直しできるから、高校で好きなことに挑戦できる

必要な人材を育成するスウェーデンの職業教育大学

「時代に合わない職業」を守らざる得ない日本

国際競争力で高い評価を受けるスウェーデン

<コラム>スウェーデンのジャーナリズムの意識の高さ

おまけ編~ もっと気楽に ~

「個人を大切にする」とは自分も大切にすること

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